保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「なんですか、それ」

「だから、俺はお前のこと好きじゃねーの。
あまりにもしつこいから、付き合ってやっただけ」




面倒くさそうに私に針のような言葉を突き刺してくる。

....先輩ってこんな人だっけ?


私の知ってる先輩は優しくて暖かくて。

今まで見てきた先輩は何?

これが本当の先輩の姿?







「加恋さんのことが好きなんですか?」

「そーいうこと」



頭に響き渡る冷たい先輩の声。





私に言ってくれた『好き』

あれは嘘だったんだね。



......そっか。








ーーーー…そっか。




私って愛されてなかったのか。

邪魔なのは......私なのか。



そう思ったらもうどうでもよくなって


「先輩、私邪魔しちゃいましたね。
ごめんなさい。加恋さん寒い中外で待ってるんですから早く入れてあげて下さい。
...私、出て行きますから」





勢いよく言葉を投げつけて、ソファに置いてあった鞄を持ち、マフラーと手袋を身につける。




あぁ、今私凄く惨めだ。


私、彼女なのに。
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