保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「じゃあ今日はどこで寝るわけ?」
「まあ、そこら辺のホテルとかで…」
「アホ?クリスマス近くなのに、こんな街中のホテルに空きなんてあるわけねぇだろ」
そう言われ辺りを見渡す。
キラキラと光るイルミネーションに包まれながら幸せそうに腕を組んで歩くカップル、手をつなぐカップル、写真を撮るカップル、
カップル、
カップル…
うわ、精神的にくるやつだ、これ。
昨日まではカップルを見てもこんな気持ちにならなかったのに。
今は破壊されてしまえ
とか思ってる自分がいる。
怖い。怖すぎる自分。
目線を彼に戻し、次の提案を言ってみる。
「漫画喫茶とかだったらあると思うのでそこに泊まります」
いや、正直言うとホテルが良かった。
今日は暖かいベッドで眠りたかった。
暖かい布団にくるまって全部を忘れたかった。
けど我慢だ。仕方ない。
…先輩のせいだ。先輩の馬鹿野郎。
馬鹿野郎。