俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~


「美月が珍しく女の子と話してると思ったら、菜乃ちゃんだぁ~!」



……っ。


その声にゾワッとした。


振り返りたくないな。


立ち止まる私と、振り返る菜乃花。



「あ、愛美ちゃん。おはよう」



今のうちに、先に教室に行ってようかな、なんて考えが頭をよぎる。


だけど。



「おはよう、菜乃ちゃん。楽しそうに見えたけど、なんの話してたのぉ?」



すかさず探りを入れてくる愛美。


この流れ、嫌な予感。



「美月ちゃんに一緒にお昼食べようって声をかけさせてもらったんだ……」



顔を赤くしながら、恥ずかしそうに答える菜乃花。



「そうなの?それならあたしも入れて~♪」



……えっ!?


冗談でしょ?
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