ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ
『先生ぇ~』


『どうした?』


やれやれ…


俺は如月の頭を撫でながらなるべく優しい口調で訊ねかけた。


『あのね、』


『うん。』


『あたし…』


『うん。』


『翔馬くんと別れたくない…』


『うん。そうだな。』


『だからね、』


『うん。』


『あたし…』


そこで如月は俺を見た。


んっ?なんだ?


俺は如月を見下ろしながら首を傾げた。

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