暴走族に恋をする。



そんなゆっきーさんに驚いていると、黒崎くんたちも来てまたいつもの賑やかさがこの病室に戻ってきた。


「そういえば快斗、今日はリハビリやったの?歩いた?」


「あー、やってない。」


「え、なんで?」


「まだ痛いし」


「でも動いた方が回復が早いんでしょ?
早く学校行きたいって言ってたじゃん。
なら頑張りなよ。」


「……わかってるんだけどさ」


「今日はもうやらないの?」


「だってもうみんな来てんじゃん。」


「え、いいよ。待ってるから。
少しだけでもやりなよ。」


「いいんだよ、今日は。
やる気がでねーし。」


「そういう問題じゃないでしょ。」


「……うるせーな、放っとけよ。」


はじめて言われたその言葉

はじめて受けたその態度

…私にはそういうこと、言わなかったのにな。
そんなやる気がでないのかな…
……でも、そういう問題じゃないよ、絶対。

早く治したいんじゃなかったの?


「…ちょっとトイレ行ってくる。」


耐えられなくて、私は快斗のそばを離れた。



< 309 / 344 >

この作品をシェア

pagetop