暴走族に恋をする。



「へぇー、快斗が女ね。
珍しくもなんともないけど。」


「えー?なになに。
新しい女見つけてきたの?」


「……そんなダセー女
こんなとこに連れてくんなよ。」


「や、でも飾れば意外と
いい女になりそうじゃね?」


……誰、こいつらは。
こんな不良が名堂学園なの?揃いも揃って?

私があんなに着たかった学校の制服を、こんなやつらでも着られるの…?

気品漂う、あの学校の制服を……


「こっちから、落合健太(おちあいけんた)。
通称オチケン。

その隣が栗原幸人(くりはらゆきと)。
通称ゆっきー。

こっちが桐谷隼斗(きりたにはやと)。
こいつは隼斗って呼ばないとキレるから。

で、最後のその奥に座ってるのが俺らのボスの、黒崎蓮(くろさきれん)。」


「……別に名前なんて聞いてないけど。
興味もない。」


「おう、ダセーくせに生意気なこと言う女だな。」


……こいつは桐谷隼斗、だっけ?
いかにもケンカっ早そう。


「まぁまぁ隼斗。
で、この子は俺のクラスの天宮桜子ちゃん!
俺の好きな女だから手を出すなよ~」


「誰がそんな女に手を出すかよ。」


というのはやはり桐谷隼斗で


「や、でも意外といい顔してんじゃん?」


というのは大津くんと同じ部類の栗原幸人。


「ま、素直なんじゃん?
気が強いやつはそんな嫌いじゃないし。」


と笑顔で言うのは落合健太。
見た目的にはこいつが一番マシ。

性格も一番まともそう。



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