恋は世界の片隅に【短編集】





あれから数週間後。


俺の前には、仲良く手を繋いだアイツと有紗ちゃんの姿があった。


「ねぇ、有紗の今日の髪型、どうかなぁー?」

「かっ…か…か…かわいいんじゃねーの!?」



クソ!!

人前で堂々とイチャつきやがって、あいつら〜!!


こうして、俺の恋は儚く散ったと共に、俺様男の意外な弱点を見つけることに成功したのだった。






【おわり】
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