*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
「……せ、せんぱいッ!?なにもそこまで……!」
確かに彼氏じゃないけど、ストーカーは言い過ぎじゃないかと焦る。なのに先輩は、
「こういう勘違いしてるやつにははっきり言うた方がええんや。甘いこと言うてるからつきまってくるんやで?千歳」
「ッ」
そんなことない、むしろ竜憧くんにははっきりし過ぎなくらい酷いことを、さんざん何度も言っている。
ハラハラする私を他所に、竜憧くんは階段をゆっくり昇ってこちらに向かってきた。
無言の圧力…………。
「な、なんやホンマのことやろ?千歳につきまとうな」
先輩もその迫力に押されたのか、立ち上がって一歩たじろいだ。
「お前千歳が好きなのか?」
「ハァ?関係ないやろォ!だいたいお前…」
「訊いてンだよ、答えろよ。オレは千歳が好きだ。お前はどうなんだよ!?」