*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
「……ッ」
これが芝居ならなかなかのタマだ。
だが、たまたま駅で会った夜にたまたま拉致られるなんて話あるのか!?出来すぎじゃないのか!?
それとも、本当にただの偶然だって言うのか!?
「その話信じる証拠はッ……!?」
「自分いい加減にせーや!ホンマ警察呼ぶで!」
ウンザリした顔の茜。
これじゃ埒があかない。
「これ見ても"ちゃんと家に送った"って言えんのか!?」
茜にあのメールの画像を見せた。千歳がロープで縛られた画像だ。
「………………なッ…何やこれ嘘やろ」
「どうだ!?これでもホントに家まで送ったって言い張るんか!?千歳が家ン中入ってくの見たか!?」
オレが迫ると、さっきまでベラベラ煩かった茜がようやく黙った。