*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
*side 竜憧 柊*
千歳が集会に来てる……なんてことは、夢のまた夢にも思わないオレは、そのころタカシの経営するバーにいた。
(もし知っていたら単車飛ばしてカッ飛んでったけど)
地下にある薄暗い店内にはオレとタカシしかいない。
オレがここに来るときは、他の客をいれないことになってる。宿敵・雷怒のメンバーと鉢合わせしないためだ。
「いいのか。こんなとこ飲んでて。集まり、顔出してやれよ」
そう言って、タカシはカウンターにグラスを差し出した。
茶色の液体の入ったそれをオレは手にとる。
「いいんだ、そういうのは下ヤツに任してるから。それに賑々しいのは苦手なんだ」
「お前が行けばみんな喜ぶのに。人気者だろ?お前」