私の恋が終わるまで


変わらない毎日


そして今日も遅刻ギリギリで
のんきに正門をくぐる私



「こらぁ!大谷ィ!
 もうすぐチャイム鳴るぞっ」


「はぁい。大丈夫。
 教室近いから間に合うよ」

私はあくびをしながら
数学担当の山ちゃんに言う


「お前なぁ…もうすこし気を引き締めろ
 受験生なんだから」


「わかってるよ~」


そう言って
玄関で靴を履き替えて

教室に向かった



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