私の恋が終わるまで


~♪


ケイジからのラインだった

『最近ラインの返事遅いけど勉強忙しい?』


『まぁね。受験生だから
 ごめんね。返事なかなかできなくて』


『いいだよ。絹が大学受かったら
 一緒の街に暮らせるんだから!頑張れよ!』



ケイジは優しい

でも、たまにそれが怖い時がある


もともとケイジは遠くにある大学を目指してた

なのに気付いた時には
私が行こうとしていた場所の大学に指定校推薦で入っていた。

そこの大学は目指してたはずの大学からみるとレベルはすごく低くてなんでこの大学にしたか正直驚いた

本人は自分が入りたくて入ったって言ってたけどなんだか私のために私がいく地域の大学にした気がしてすごく嫌だった


まぁ本人は楽しい大学生活みたいだからいいんだけどね



『ごめん。そろそろ勉強に戻るね』

『わかった。頑張って』



そう言ってラインを終えて勉強にもどる

私が狙っている大学は指定校推薦ない

だからなんとかして
推薦を受けることだけでも許可してもらわないと…

そのためには今は
ケイジよりも勉強をするよ









< 41 / 94 >

この作品をシェア

pagetop