私の恋が終わるまで




もうすぐ夏休み


でも今の私には夏休みの近づく嬉しさなんて感じられないほど余裕がなかった


8月にケイジが来る

そのことを忘れないで

小論文の課題をもくもくとこなして

余裕をもって会いたいと考えていた



「大谷さん!また誤字があったわよ!
 これじゃあ小論文の点数なんてひどいわよ」

先生からのカミナリの嵐…

もう辛いやめたい…


「大谷さん最近勉強もしてないでしょ?
 この間の模試一気に落ちてたわよ!?

 頑張ってよ!!」


うー…わかってますよ

もう泣きたい…

けど、泣いたところで現状が変わらないのわかってるから泣かない





私は下唇を噛んだ





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