私の恋が終わるまで
夏休み前日の学校は午前で終わり
でも私は居残り
面接練習が残っているからだ
面接練習といっても普通の面接ではない
あるテーマをお題にして討論して解決策を見つけるのだ
本当になんで私はAO試験を受けたと思ったのだろう…
人見知りの私がこのディスカッションで受かる確率を上げることは可能なのだろうか…
さっきから私はお題のテーマに沿って思うことはあるがそれを発言するまでができない
みんなの意見を聞いてうなずくだけ…
おわった時にはまた先生に怒られた
「大谷さんもっと発言の意欲を見せないと
これじゃあ印象に残らないじゃない」
「すみません…」
最後の最後まで怒られて私の高校三年生の前期は幕を閉じた
