ツンデレラ
ツンデレラが王子様にしでかした所業に、何かおとがめがあるのではないかと一家はビクビクして過ごしましたが、数日間お城からは何も音沙汰はありませんでした。

武闘会の夜から五日後、事情が知れたのでまだ若干ギクシャクしつつも次第に仲良くなってゆきつつあるツンデレラ一家が夕食後くつろいでいるとチャイムが鳴りました。

『ピンポーン』

「すいません入ってます」

「いやトイレじゃないんだから。居るんだから開けろよ」

ツンデレラがシブシブ玄関を開けると、そこに立っていたのは王子様でした。

「な…王子様。なぜここに?」

「ツンデレラ、君をさらいに来た」

王子様はツンデレラの前でかたひざを地面につき、ひざまづいたまま懐からまるで指輪でも入っていそうな宝石箱をとり出しました。



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