ろ う そ く

「はい、これ。
前借りてた英語のワーク。」


「ぁ、まだ持ってたんや。ありがと。
なぁ~。何か忘れてるって。」


「もしかして…」


「もしかして?」


“美輝、誕生日やったっけ?”


「まだ何か借りてたっけ?」


ガ―――ン。


もう、あかんわ。


絶対覚えてない。



「ぁ、そうそう…。」


裕史が、クローゼットの中で何かを探してる。



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