ろ う そ く

蒸し暑い駅のホームから、クーラーの効いた涼しい電車の中に入った。



「桜庭ー、昭希がお前の事、好きなんやって。」


急に本田に言われた。


正直言って、好きな人に別の人の告白をされるのはつらかった。


「そーなん?」



「付き合ったって。」



長崎はモジモジしている。



私は本田の事が好き。

だけど、この様子じゃ叶う訳ないよな。




「ごめん。今は答えられへん。」


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