ろ う そ く

「…わかった。」



私はそれしか言えなかった。


でも、それが私の出した答えで、間違ってなかったと思う。


間違って…なかったよなぁ?



「さ、帰ろっか。」



梓ちゃんが私らを呼びに来た。



「はい!」



私たちは、記念に写真を撮って車に戻った。



「美輝ちゃん、楽しかった?」



「はい!!楽しかったです。」


「そっか。良かったぁ♪」




私は、武山への思いを封印することにした。





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