その恋、あと3センチ




先生なんて、何も言わなかった。


......まぁ、知らないから当たり前なんだけど。




どうしても先生と比べちゃう。




先生は私のことなんとも思ってなくて、ただ遊んでるだけなのに....。








「今日元気ないね」




「そ。そう?」





「うん。........先生がいないから?」





「へっ」






青くんは私をじっと見る。





「なーんてね。
当たり前だよね。1日に1回も好きな人が見れなかったら元気なくなるよね。」





かと思ったらそう言って前を向いた。






青くん......





「ごめん。桜を困らせたいわけじゃない。
ただ、ちょっとむかついた。
..........やきもち」






そうやってしゅんとなる青くんに、気づいたら頭を撫でてあげていた。






..........はっ。





「ごごごめん!」





私はあわてて手を離した。






「ははっ。いーよ
ありがとー」




青くんが笑ったの、久しぶりに見たかも。






私が、笑顔を奪ってた?














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