その恋、あと3センチ
「……あったけー」
先生はそう言って私を抱きしめる力を強くする。
「…………っ、」
そんなことされたら、もっと熱くなる。
なんでそんなこと平気で…っ
「せ、先生!起きてくださいよ!」
「…………ん、やだ」
「なんでですか….」
子供かあんたは。
「………だって、起きなかったらちゅーしてくれる…」
「なっ……!」
起きてたんですか……!
「しませんよ!ほら起きて!」
私は上半身だけばっと起き上がった。
先生の手が腰に回っている。
「もー、先生ーーっ」
こんな状況心臓がうるさいんですけどー。
「ちゅーしてくれたら起きる…」
「なに馬鹿なこと言ってんですか!
しませんよ!」
照れ隠しに口調が強くなってしまう。
「…うるさい」
「…………ご、ごめんなさっ…….ー」
先生の"うるさい"の直後、私は先生のその長い腕で頭を先生の顔に優しく寄せられ、キス、されてしまった。
「…っ、」
「ん。起きる」
先生にキスされて力が抜け、先生に体を預けている私の肩を抱きながら、先生は起き上がった。
……ほんとにこの人は!
私じゃなかったら犯罪ですからね!?
いや、私でも犯罪なんだけど……。