その恋、あと3センチ
私はそんな先輩たちの言葉を無視して化粧を直し始める。
あ〜、チーク落ちてる。
グロスも塗り直そう。
「はぁ、行こ行こ。
あいつつまんない」
「ま、そのうち抜いてやるわよ。
あんなガキ」
先輩たちは私が無視をするとそう言って出て行ってしまった。
「はぁーっ」
悔しい。
そりゃ、若いし入って2年って言ってもまだまだ新人だし、悪口言うのもわかるけど。
........私あなた達より成績いいのに。
先月No.1だったし。
まぁしょうがない、ここを選んだのはお金のため。
そんなことでへこたれてられない。