その恋、あと3センチ
1人は少し歳が上って感じするな。
もう1人は....若くない?
しかもかっこいい。キャバクラなんて来るんだ。
「サクちゃん、よろしくね!
いいねぇ、若い。いくつなの?」
「あはは、ありがとうございます。
それ聞いちゃいますかぁ〜?」
歳上の人の質問に答える。
「あ、ちょっとおじさまぁ〜私ともお話しましょっ」
先輩はわかりやすく私に噛み付いてくる。
そんな客取られたくないのか。
「何歳なの?」
すると若い人が私に聞く。
まぁ、いっか。
あっちの人の方がお金は持ってそうだけど、この人もお客はお客だし。
「内緒ですよぉ〜、お兄さんこそ、若いですね?」
私はニコッと笑うとそう言ってすでに運んであったお酒をお兄さんに入れて差し上げる。
「ありがとう、俺はまぁ、そんなに上ではないかな」
お兄さんはそう言ってお酒を飲んだ。
「ここのNo.1なんでしょ?あの子が言ってた」
そしてそう言うと先輩をチラッと見た。
「私なんて全然ですよ〜、ありがとうございますっ」