爆発まで残り5分となりました
生きて帰ったとき……、こうやって、笑いあえる日が来るのかは分からない。
シオミさんとはまだ会えてないし、もしかしたらこの先、誰かが死んじゃうことがあるかもしれない。
それでも……きっと。
このチームなら───
「あははっ!ホントだ!悠真ってノート汚かったもんな。ちょっと前に見てみたノートとかさ、変な絵がかいて────」
「だぁぁぁぁっ!!轍、それは言うなぁっ!それは男同士の秘密だっただろ!」
「え?何々?気になる!」
──この、四人(メンバー)なら。
「あ、その話、私も知ってるよ!理科のノートだっけ……確か恐竜の───」
「な、夏仍まで言うなあぁぁっ!!」
一時二十三分──爆発の七分前。
窓から見えた空の光が、ホワイトボードを水色に染めていた。
初めて、自分が素直に笑えていた。
シオミさんとはまだ会えてないし、もしかしたらこの先、誰かが死んじゃうことがあるかもしれない。
それでも……きっと。
このチームなら───
「あははっ!ホントだ!悠真ってノート汚かったもんな。ちょっと前に見てみたノートとかさ、変な絵がかいて────」
「だぁぁぁぁっ!!轍、それは言うなぁっ!それは男同士の秘密だっただろ!」
「え?何々?気になる!」
──この、四人(メンバー)なら。
「あ、その話、私も知ってるよ!理科のノートだっけ……確か恐竜の───」
「な、夏仍まで言うなあぁぁっ!!」
一時二十三分──爆発の七分前。
窓から見えた空の光が、ホワイトボードを水色に染めていた。
初めて、自分が素直に笑えていた。