爆発まで残り5分となりました
苦しそうな声が、がやがやと騒ぐ生徒たちのなかで、それは小さく聞こえた。
「あ?」
「……って、ない……」
シオミさんがポロポロと涙を溢しながら、掠れた声で、必死に何かを訴えている。
「……は?何言って──」
それを聞き取れなかった男子生徒が、シオミさんの片方の腕を強く引いたその時────
「違うっ!!!どうして……私、が……っ。……あああああああぁっ!!!」
狂ったように暴れて手を振りほどくと、鼓膜を裂けるほどの声を放った。