爆発まで残り5分となりました
いつの間にか、冬也くんが心配そうに私に目を向けていた。
「汐見?」
───夢なんだよ。
あの時、なんて存在しなくて。冬也くんが嘘をついてたら……どうするの?
そう思いたくても、思えなかった。
この青空が、消えることはなく。
雲は、淡々と流れていく。
たとえ、この場所に、
私達が存在していなかったとしても──
「ほんとに……死んじゃったの?」
私が聞くと、冬也くんはため息まじりの息を吐いて、前を向いた。
「…………ああ」