年下でもいいですか?
いくつか聞きながら、適度に休憩といいタバコを吸いに行くついでに、
喫煙所の椅子も拭いたりする。

このフロア自体、保管室が多く部署はあんまりないはず。
家の掃除のが楽だと思いながら、繁ちゃんがくるまで残りを無心で掃除する。

迎えに来た繁ちゃんはビックリしていたが、
一番驚いていたのは部署の人達だった。

部屋自体があんまり大きな部屋ではなかったことが幸いし、
大方片付いた。
床もモップできれいにしたいし、他の人のデスクも...とは思うが、
そこは個人のものもあるので、共有部分だけにしたのだが、
繁ちゃんは市川さんに無理させてないかとか、過保護なぐらい聞いている。

「あ、私が、勝手にやったの。
無理、にやらされて、ないよ。
その、あまりにも、ビックリして、
これから来ても、座る、場所もなかった、からつい......」

「だったらいいけど」

すると、まだ若い人が、
「僕が新入りなんで本当はしなければいけなかったのですが、
段々溜まってきたらどうしたらいいかわからなくなってしまいまして...
本当に助かりました」と頭を下げる。

繁ちゃんは、良いからといい、女殺しのあの笑顔を男にも振り撒く。
あぁ、この子もあの笑顔でファンになる口だなと思いながら、
改めてイケメン四人衆の凄さをしった感じだった。
< 184 / 234 >

この作品をシェア

pagetop