お説教から始まる恋~キミとの距離は縦2メートル~
なんとなく、そーっと階段を上がる。
ヤモリはいない。大丈夫。
いつもよりもさっとドアと天井付近を確認し、鍵を開けようとした途端、「あの」と呼び止められた。
低く、重い、声。
視界の先でピントが合う。
先ほどの男性が、ベランダの手すりから上半身を乗り出して、こちらを見上げていた。
わたしに話しかけている、よね…?
行ったほうがいい、よね…?
「な、何か…?」
愛想笑いを浮かべ、そーっと階段を下りた。
男性はにこりとも笑わずに、じっとこちらを見つめて下りてくるのを待っている。
射抜かれる、と、咄嗟にビクついてしまったほど、まっすぐな瞳だ。
先程は一瞬だったので顔まではよくわからなかったが、近づいてみると意外と整った顔立ちをされていた。
ものすごく目立つイケメンというわけではないが、よく見たらイケメンというか…。
学園物の乙女ゲームだったら、インテリな生徒会長か、弓道部や書道部に所属するクールな優等生あたりに多い外見に近い。伝わるだろうか。
ヤモリはいない。大丈夫。
いつもよりもさっとドアと天井付近を確認し、鍵を開けようとした途端、「あの」と呼び止められた。
低く、重い、声。
視界の先でピントが合う。
先ほどの男性が、ベランダの手すりから上半身を乗り出して、こちらを見上げていた。
わたしに話しかけている、よね…?
行ったほうがいい、よね…?
「な、何か…?」
愛想笑いを浮かべ、そーっと階段を下りた。
男性はにこりとも笑わずに、じっとこちらを見つめて下りてくるのを待っている。
射抜かれる、と、咄嗟にビクついてしまったほど、まっすぐな瞳だ。
先程は一瞬だったので顔まではよくわからなかったが、近づいてみると意外と整った顔立ちをされていた。
ものすごく目立つイケメンというわけではないが、よく見たらイケメンというか…。
学園物の乙女ゲームだったら、インテリな生徒会長か、弓道部や書道部に所属するクールな優等生あたりに多い外見に近い。伝わるだろうか。