好きが涙に変わって溢れてく。

そんな大量のゴミを見ると、掃除をするのが憂鬱になり私は大きく息を吐いた。



廊下では楽しそうに帰ってく人たち。

羨ましい……、私もあの中に入りたい……




「あー、片桐‼」


「え?」


するとその時、何とも大きな声が耳に届いた。




「げっ‼遼也‼」



魁とよく一緒にいる彩葉の片想い中の彼がそこにいて、顔みた瞬間思わず口にしてしまった。


うわ……思いっきり顔に出てただろうな……。




「“げっ”て何だよっ‼何で1人で掃除してんの?
あ、もしかして逃げて先生怒らせたとか?」


「……うるさいっ」



私は遼也を睨みつけながら箒を強く握りしめた。



ムカつく……意地悪な魁と同じくらいムカつく。

しかも当たってるから否定できない。



遼也って私にだけ嫌味ったらしいから嫌。

彩葉にはすっごい優しくするくせに。

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