恋愛体質

校門を通り抜け、クラスの靴箱に向かう。

雪菜《まだ靴箱やのに
今から緊張するなあ、、》

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雪菜《教室の前まで来てしまった、、
がんばれ、あたし！》

ガラッ

教室を見渡すとグループが形成されており、クラスメイトたちが楽しそうにしゃべっている。

雪菜《やっぱり出遅れたか〜。》

そう思いながら自分の席に着いた。

ガラガラ〜

ドアの方を見ると和美人な容姿の子がこちらに向かって歩いて来て、あたしの隣の席に座った。

雪菜《うわ〜！
神崎さんも綺麗やけど、この子も美人！
よし！
声かけてみよ！》

雪菜「おはよう。あたし本庄雪菜。
中学校どこやったん？」

？「宮野秋菜(みやのあきな)。
二藍(ふたあい)中から来たよ。
どこやったん？」

雪菜「え！名前似とるね！
てか二藍やったんや。
あたし、黄丹(おうに)から。」

秋菜「それ、うちも思った！
黄丹って部活強いとこやんね〜・・」

雪菜「そうそう〜、、・・」

秋菜との会話に夢中になっている途中、神崎ルミナが派手目な雰囲気のクラスメイトたち数名と一緒に教室に入って来た。

秋菜「神崎さん、綺麗よね。」

雪菜「うん！
同い年とは思えない大人な雰囲気！」

ルミナたちが教室に入って来た後に続いて茉莉花が一人で入ってきた。

雪菜《あ、茉莉花。
目があったけど、、
茉莉花は地味やし、
秋菜との会話楽しいからスルーしちゃお。》

あたしは秋菜との会話を続けていると、茉莉花が声をかけて来た。

茉莉花「雪菜、おはよう。
もうグループできてるんやんね。
会話混ぜて〜。」

秋菜「おはよう。
宮野秋菜、中学は二藍やったよ。」

雪菜《あーあー。
せっかく秋菜としゃべってたのに、、もう！》

キーンコーンカーンコーン

タイミング良く予鈴が鳴り、平須先生が教室に入ってきた。