Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
『ここら辺座ろうか?奈々ここで待ってて、さっき言われたもの買って来るから』
『ありがとう。でも、もうすぐ始まっちゃうよ?』
『それまでには必ず戻ってくるから』
雄大はそう言うと人混みの中へ消えていった。
雄大って本当に優しいな。
私は幸せな気分に浸っていた。
周りはカップルや友達同士、家族で来ていて幸せなそうな笑顔にあふれていた。
こんな日がずっと続けばいいのに。
その時だった。
バーン!!!
大きな花火があがった。
周りから大きな歓声と拍手があがった。
雄大大丈夫かな?迷ってないかな?
少し心配になった。
『ひやっ』
ほっぺたに冷たい感触が走った。
雄大が満面の笑みでキンキンに冷えたビールの缶をほっぺたに押し当てていた。
『ギリセーフ?』
『残念。ギリアウト!』
『そっか〜。急いだけどダメだったかー』
『嘘。雄大ありがと。早く座りなよ。一緒に見よ』
私達は2人並んで夜空に咲く大きな花火を見た。
ハート型やスマイル型色々な花火があがる。
来年も雄大とこうして並んで花火がみれたらいいな。
咲いては消えゆく花火に向け私は願った。
『奈々。』
雄大が手をギュッと握ってきた。
『俺。もしかしたら再来月異動になると思う』
『えっ?どこに?』
私は急な事でびっくりした。
花火の音が遠くに聞こえた
『栄転は栄転なんだけど、多分県外、もしくは海外』
毎週のように会っていたのに会えなくなる。
私は頭の中が真っ白になった。
『よかったじゃん。出世なんでしょ?』
私は無理矢理笑顔を作って言った。
『大きなチャンスだし、受けようと思っている。けど、俺は奈々の事が好きだし、ずっとそばに居たいと思ってる』
雄大は遠い目で花火を見ながら言った。
そして少しの沈黙の後で
『奈々。俺と結婚してくれないか?俺やっぱり奈々が必要なんだ。』
私の体の中で大きな花火が咲いた感覚だった。
『知らない土地に行くわけだから奈々も不安があると思う。だから返事はまだ後で、、』
『私行く!海外だってどこにだって雄大のそばにいる!』
私は雄大の言葉を打ち消して言った。
『よかった〜。断られたらどうしようかと思った』
雄大がいつもの笑顔に戻った。
私だって雄大と離れたくない。
こんなに好きなんだから。
私は無意識に涙が溢れていた。
『ほらほら、綺麗なメイクが台無しだよ。涙と鼻水吹いて』
そう言うと雄大はハンカチを出してくれた
『バカ!鼻水は出てないもん!』
2人で笑いあった。
私の人生で一番幸せな誕生日となった。
お父さん、お母さん私結婚するね。
神様、雄大と巡り合わせていただいてありがとうございました。
恋を諦めなくてよかった。
私幸せになる。絶対。
『ありがとう。でも、もうすぐ始まっちゃうよ?』
『それまでには必ず戻ってくるから』
雄大はそう言うと人混みの中へ消えていった。
雄大って本当に優しいな。
私は幸せな気分に浸っていた。
周りはカップルや友達同士、家族で来ていて幸せなそうな笑顔にあふれていた。
こんな日がずっと続けばいいのに。
その時だった。
バーン!!!
大きな花火があがった。
周りから大きな歓声と拍手があがった。
雄大大丈夫かな?迷ってないかな?
少し心配になった。
『ひやっ』
ほっぺたに冷たい感触が走った。
雄大が満面の笑みでキンキンに冷えたビールの缶をほっぺたに押し当てていた。
『ギリセーフ?』
『残念。ギリアウト!』
『そっか〜。急いだけどダメだったかー』
『嘘。雄大ありがと。早く座りなよ。一緒に見よ』
私達は2人並んで夜空に咲く大きな花火を見た。
ハート型やスマイル型色々な花火があがる。
来年も雄大とこうして並んで花火がみれたらいいな。
咲いては消えゆく花火に向け私は願った。
『奈々。』
雄大が手をギュッと握ってきた。
『俺。もしかしたら再来月異動になると思う』
『えっ?どこに?』
私は急な事でびっくりした。
花火の音が遠くに聞こえた
『栄転は栄転なんだけど、多分県外、もしくは海外』
毎週のように会っていたのに会えなくなる。
私は頭の中が真っ白になった。
『よかったじゃん。出世なんでしょ?』
私は無理矢理笑顔を作って言った。
『大きなチャンスだし、受けようと思っている。けど、俺は奈々の事が好きだし、ずっとそばに居たいと思ってる』
雄大は遠い目で花火を見ながら言った。
そして少しの沈黙の後で
『奈々。俺と結婚してくれないか?俺やっぱり奈々が必要なんだ。』
私の体の中で大きな花火が咲いた感覚だった。
『知らない土地に行くわけだから奈々も不安があると思う。だから返事はまだ後で、、』
『私行く!海外だってどこにだって雄大のそばにいる!』
私は雄大の言葉を打ち消して言った。
『よかった〜。断られたらどうしようかと思った』
雄大がいつもの笑顔に戻った。
私だって雄大と離れたくない。
こんなに好きなんだから。
私は無意識に涙が溢れていた。
『ほらほら、綺麗なメイクが台無しだよ。涙と鼻水吹いて』
そう言うと雄大はハンカチを出してくれた
『バカ!鼻水は出てないもん!』
2人で笑いあった。
私の人生で一番幸せな誕生日となった。
お父さん、お母さん私結婚するね。
神様、雄大と巡り合わせていただいてありがとうございました。
恋を諦めなくてよかった。
私幸せになる。絶対。

