ヘタレな貴方と強がりな私


よりによって…それが今日


目の前に座る拓也
この前は動揺していて気がつかなかったが
少し老けたようにも見える


「…保育園に行ったのは、悪かった」


話を切りだしたのは、拓也
連絡が来ないことに痺れを切らしたという


「奈津の顔を見たかったんだ」


寂しそうに言ってきた拓也
でも、私にはその言葉を信じることができない


『離婚するとき、慰謝料も養育費もいらないから二度と会わないって約束したよね?』


あのとき、拓也は二つ返事で了承した
ラッキーとでも思わせるような返事だ


「…あの頃の俺とは違うんだ。優奈と奈津を失って気がついたんだ」


何が違うのか、私にはわからない

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