ヘタレな貴方と強がりな私


一緒に暮らしていた時だって
満足に奈津と遊んだりしていなかった
この3年、何一つ連絡なく
私がどれだけ大変な思いをしてきたのか
拓也は何も知らない…


いきなり現れて、奈津の父親だから
会う権利がある?
…ふざけるなっ、


膝の上に置いてある手をギュッと握る
殴ってやりたい気持ちにかられるが
それを止めてくれたのは、小鳥遊くん


拓也に見えないテーブルの下
私の手の上を大きな手で包んむ
小鳥遊くんへと視線を向けると
大丈夫、と言ってるように見える



「優奈さん、なっちゃんに確かめよう」



…確かめる?
何を言っているかわからず
返答に困っていると
大丈夫と握られた手から伝ってくる

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