ヘタレな貴方と強がりな私


離れてみて、初めて気がつく
相手の存在の大きさ


「来月、旦那と会うんだ。子供と一緒にね。その時お弁当を持っていこうと思って…だから、今から練習。感覚が鈍ってた」


そう笑った莉子はお母さんの顔だ
まだまだ、たくさん問題は山積みだけど
まずは一つずつから

子供に会えるって
何よりも嬉しいのは私もわかる
協力できることは
なんでもするから言ってね、と伝えると
早速、頼まれてしまった


それは
料理の味を見て欲しい、と
でも味見をするのは私ではなく奈津
同じ子供として、美味しいかという話だ


日曜日、その味見会をする事にした
公園で待ち合わせをし
莉子がお弁当を持ってくることになった

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