ヘタレな貴方と強がりな私


かずくんは安心した様子
小さい子なりに色々考えてくれたのだと
なんだかホッコリした

かずくんは
白戸さんに似てないようで似てる


白戸さんさんを見れば
さっきまで泣きそうだった奈津を
高い高いしたりして笑わしてくれていた


奈津の嬉しそうな顔を見ると
やはり父親はどんな形でも
必要なんだと思わされた

複雑な気持ちだがしかたがない


莉子がいるシートへ戻ると
莉子は奈津とかずくんを抱きしめ
今にも泣きそうに謝っていた

莉子が悪いわけじゃなく
子供たちが悪い
二人は莉子にごめんなさい、と頭を下げると
莉子は私もごめん、と謝っている

私も白戸さんも
それを見て笑ってしまった

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