ヘタレな貴方と強がりな私
お兄さんは小鳥遊くんから奪いたかった
東雲紗枝はお兄さんを振り向かせるため
お互い、希望が叶ってしまった
それで心のどこかで満足してしまっていた
その気持ちのまま
新しい生活が始まり
満たされていたはずが
東雲紗枝はそれに飽きてしまった
でもそれを伝えることも
どうすることもできず
いつの間にか婚約者という意識から
同居人と変わってしまったという
「兄貴はますます忙しくなって、あっちにいても出張があったりして、家を開ける事が多かったみたい。兄貴の知らないところで、紗枝さんは…他の男の所へ行ってたみたい」
彼女らしい、と言えば彼女らしい
彼女は一体何を求めているのか、
ただ寂しいだけなのか、わからない