ヘタレな貴方と強がりな私
莉子はそんなに拓也を気にする必要ないと
言ってくれたが、そうはいかない
3年も放置していたのに
それを調べて会いに来たんだ
どのくらい本気なのか
自分でも確かめたい
何よりも
奈津の父親だという事実
「ここ、いいかな?」
そう現れたのは白戸課長
まさかの相席を求められ
莉子は公園の一件以来
白戸課長を近くに感じたのか
どうぞ、どうぞと席を空けた
食べ終わっていたら去ることもできるが
半分以上は残っている
これは仕方がない、と諦める
「大橋さん、この前はごちそうさま。息子も喜んでたよ。またなっちゃんと遊びたいってせがまれてしまったよ」
プライベートな話だから
白戸課長は小声で私たちへ話しかけた