ヘタレな貴方と強がりな私


私は二人を残してスーパーへと向かう
奈津にはちゃんと伝えた

“言いたい事は言わないと伝わらないよ”


ちゃんと伝えられるだろうか
ちゃんと手紙を渡せるだろうか…


拓也と奈津には
スーパーの並びにある
カフェで待っててもらっている
だから、様子を伺うなんて出来ない


スーパーで
奈津の大好きな苺を買った
買い忘れなんて、嘘
ただ、時間を作ってあげたかった


私もコーヒータイムしたいな、
そう思ったとき


あれ?という声に視線を送った
見たことがある顔が私に近づいてきた
誰だったかな?
名前が出てこない…


「こんにちは、お買い物ですか?」


その声に
あっ…、と思い出した

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