ヘタレな貴方と強がりな私


確か名前は…宇津木くん
小鳥遊くんの同僚だ


『こんにちは、お休みですか?』


「んー、イベントがあって、そっちにね」


イベントなんてあるのか、
知らない世界だなぁ、と思った


特に話すこともないし
では、と別れようとしたら
なぜか宇津木くんに止められてしまった


「時間、あります?」


『ごめんなさい。娘が待ってるので…』


また忠告か、何かだろうか
少し警戒をしていると
宇津木くんはクスッと笑って
前回のことを謝ってくれた


「この前は失礼なことを言って、申し訳ありませんでした。あいつ、最近変わりました」


もう悩んでいる素ぶりを見せなくなり
前より生き生きしているという

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