ヘタレな貴方と強がりな私


当たり前だが
高校生の私ではなく成人した姉が選ばれた
姉も、それを受け入れ
お弟子さんと結婚前提の付き合いが始まった


若いお弟子さんはまだまだ未熟な部分があり
結婚はまだ先、と結論が出た
私は高校卒業とともに、家を、街を出た

そして、月日が経ち
拓也と出会った


もちろん、その間
両親や姉とも連絡を取っていた
もちろん、仲良く過ごしていた
だが、それが一変した


拓也と結婚をした数ヶ月後
姉から一本の電話がかかってきた
外に出ていて気がつかず
留守電にメッセージが残されていたのだ



“優奈、ごめんなさい。やっぱり、忘れられないの…。ごめんなさい”


何を謝っているのか
何を忘れられないのかわからずにいたが
母からの電話ですぐに理解できた

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