ヘタレな貴方と強がりな私
皆が寝静まった後
姉の隣の部屋で寝ていたお弟子さんが
私の部屋に忍び入り、襲ってきたのだ
「俺がここに残るには、優奈ちゃんが必要なんだ。俺の子供、妊娠させないと…ここにはいられない。痛くしないから、大人しくしてて」
私も必死だが
このお弟子さんも必死なんだと気がついた
…でも、やっていい事とダメなことがある
どうにか抵抗し
運良く蹴り上げた足が急所に当たり
私は荷物を持ち、実家を飛び出した
少しでも遠くに逃げたくて
いつも利用する駅ではない
一つ先の駅へ逃げ込んだ
当たり前だが、誰もいない
運良くホームは開いていて
待合室の陰にひっそり隠れながら
始発を待った