ヘタレな貴方と強がりな私


温かい…

とても気持ちがいい気分で目を覚ました
視界に
奈津が大の字になって眠っている
まだ夜が明けていないのがわかると
また寝ようと寝返りをうつが
なかなか思うように動けない



「目が覚めちゃった?」


耳元で聞こえる声にビクッとした
そして自分の状況を把握した
小鳥遊くんに後ろから
抱きしめられて眠っていたようだ


『…ごめん、寝ちゃってた』


「うん。でも疲れたよね。大丈夫、このまま寝て…、一緒に寝よう」


ぎゅーっ、と抱きしめられる
が、私はあることに気がついた


着替えてもいないし
何よりお風呂にも入っていない
小鳥遊くんにどうにか離してもらい
真夜中、お風呂へと向かった

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