ヘタレな貴方と強がりな私


と、小鳥遊くんと裕介くんが戻って来た
小鳥遊くんの姿を見る限り
何かをされたようには見えない


『大丈夫?何もされてない?』


「ははっ、大丈夫だよ」


良かったと胸を撫で下ろしていると
父の前で頭を下げる裕介くんの姿が目にとまる


…あれ?
裕介くんの頬が赤いような…
小鳥遊くんの手を見ると赤い
まさか、と小鳥遊くんを見ると
ははっ、と笑っていた


男のケジメって
殴られることなの?
やっぱりよくわからない


「いいんだよ」


頭を撫でてくる小鳥遊くん
彼がそう言うなら、いいけど…
小鳥遊くんの顔は
なんだかスッキリしている
少し納得していないが
これで良かったと思うことにした


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