ヘタレな貴方と強がりな私


その日も小鳥遊くんは
アパートには寄らず帰っていった
明日から仕事が始まる
当たり前のことだが
少し寂しくなってしまう


アパートに帰り
夕食とお風呂を済ませ
今日も早々と奈津は寝てしまった
小鳥遊くんに遊んでもらうと
私と遊ぶより倍、遊んでくれる
だから、疲れも倍になるんだろう


明日の準備をし
私も早々と寝ようとした時
奈津の鞄がそのままなのに気がついた
珍しい、と思いながら
いつもの位置に片付けて眠りについた


そして、いつもと変わらない朝が始まる
満員電車、
小鳥遊くんが隣にいて
私を支えてくれて
ほんの少しの時間だが
私達にとっては大切な時間だ

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