ヘタレな貴方と強がりな私


「でも、そのおかげで一緒に暮らせそうだから、それでもいいかな。私は息子と暮らせたら、なんでもいいんだ」


莉子が納得しているなら
それ以上、何も言えない
莉子が幸せになってくれたら
それでいい


次は私の番だと
実家へ帰省中の出来事を話した


「…なにそれ、ドラマのオチみたいな話だね。優奈の知らないところで納まるとこにおさまってるなんて、なんか腹立つなぁ」


確かにそうなんだけど
これ以上、腹を立てていても
仕方がないだろうと半分諦めもある


『でも、スッキリした。これからは前だけ見て生きていけるかな』


莉子も私も、と付け加えると
そうだね、と笑ってくれる

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