ヘタレな貴方と強がりな私
番外編-君との出会い-


眠てぇ…


いつもより早い時間
電車に揺られ混み合ってきた車内

一度、アパートに帰ろうかと思ったが
その時間も無かった


疲れた…


このまま店に行っても意味がない
ならカフェにで時間を潰そうと考えていた


キーッ、と急ブレーキがかけられる
ポールに掴み
持ってかれそうになる身体を耐えた


ドン、と誰かがぶつかってきた
よくあることだが
ぶつかってきた相手を見ると女性
どこにも捕まるところがなかったようだ


「よかったら、俺に捕まってください」


そういうと
彼女はギョッとし


『結構です』


と断られた
正直、断られると思っていなく驚いた

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