ヘタレな貴方と強がりな私
“結局、お前も俺から離れて行くんだ”
その言葉が頭から離れない
辛い恋愛をしてきたのかな?
あの、声のトーンも沈んでいた
でも、話した感じは
落ち込んでいるような感じじゃなかった
悟られたくなかったから
明るく振舞っていたのかな?
…そんな風に見えなかったけど
「おかあさん?」
『…ん?』
「あした、おしゃれしていい?」
奈津は自分の引き出しを開けていた
明日、莉子とケーキバイキングに行くのに
着ていく服を選んでいた
おしゃれ、と言うのは
4歳ながらオンナである
お気に入りのワンピースの事だろう