ヘタレな貴方と強がりな私


その分、料金も発生してしまうが
少しの時間の息抜きだ
それでも保育園は19時まで
それまでには迎えに行かなくてはならない
19時では、食事に行くことさえ難しい

…あの時、私はどうかしていたんだ




振り返ると
そこには久しぶりに姿を見た小鳥遊くんだった
いつもの笑顔で手を振りながら近づいてきた
その様子にびっくりしながらも
何故か小鳥遊くんを待ってしまった



「久しぶり」


『うん、久しぶりだね』


「最近、朝早いんだ。下の子が怪我しちゃってさ、それで俺が代わりに出てるんだ」


聞いていないが
朝、会わない理由を話し出した
そして何故か私の背中へ軽く手を置き
駅へと歩き出した

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