枯木に花を咲かせませう

桃の中身(1)

「おじいさん、桃の中身、なんですかねぇ」

「桃だろ、何言ってんのさ」

「それがね、お隣の野村さんとこもね、桃拾ったらしいんだけどね、中にはね、パーティーオードブル入ってたみたいですよ」

「マジで?パーティーオードブル?イオンとかの惣菜売り場に売ってるようなやつ?」

「売ってるようなやつ」

「誰に口聞いてんのよ。え、20時になると、半額の丸いシール貼られるようなやつ?」

「貼られるようなやつ」

「だから、誰にもの言ってんだって」

「貼ってあったんですって」

「貼ってあったのかよ」

「貼ってあったんだねぇ」

「誰が貼ったのよ」

「イオンの人じゃない」

「イオンの人かよ」

「イオンの人しか考えられない」

「イオンの人、桃の中に、手を突っ込んで、貼ったのかよ」

「そんなことするかよ」

「じゃ、どうしたのよっ」

「足を突っ込んで、、」

「足は突っ込まねぇだら、足を突っ込んでどうすんのよ、お行儀の悪い」

「そこは頑張ったんじゃないの」

「いや、頑張ったとか、桃に、足突っ込んじゃ、まずいだろう」

「じゃ、頭」

「頭突っ込んじゃったか‼」





おわり
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