always lovin' you ~愛をとめないで~
儚い希望と確かな小さい光

ゲームスタート!

「はじめまして。如月葵です。1年という短い間ですが、よろしくお願いします。」

そう、私は、今日から1年間で『ある事』をやり遂げなきゃいけない。

(やっとここまで来たんだから絶対に成功させる。)

「如月の席は、あそこの窓際の空いてる席だ」

「はい。」

先生に言われた席は、なんと私にとってまぁまぁ好都合な席。

(せめて、もう1つ前の席ならな…まぁ仕様がないか)

席が隣ならまだ近づきやすかったんだけど…とか思ったりもするけど、偶然で同じクラス、更にここまで席が近いのはラッキーな事だと割り切ることにした。

(問題は、ここからどう近づくか……ん?)

1人でモンモンと考えてるうちに目的の人物が席から姿を消していた。

(一体どこに…トイレ?)

もう、授業の時間も終わっていたらしく居なくても不思議ではないけど…


『キャー!!水瀬様よー!!』



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