危険地帯
ゾクゾクしてきた。
早速、リーダーと司に話してみよ~っと!
きっと二人とも、僕のアイデアに賛成してくれるはず。
次の日。
羽留が起きてきたので、
「午前は自由にしていいよ~」
と、伝えた。
もちろん、リーダーと司には了承を得ている。
羽留は目を見開いて驚いていた。
「えっ、自由って……」
「ここから出て、繁華街にでも行ってくれば?」
「い、いいの?」
「ちゃーんと、ここに戻ってきてね」
念のためそう忠告すると、羽留はぎこちなく頷いた。